ABCみんながカメラマン スクープ映像受付中! スマートフォンから簡単投稿!
関西ニュース天気予報天気予報政治経済国際社会スポーツ

関西ニュースKANSAI

【大阪・関西万博】蒸し暑い…30度超える気温 近畿各地・万博会場でも… 真夏日の中約1.6キロのゲート「迂回路」が運用開始 高橋記者が体験取材! 見えた利点と課題とは…?

06/16 12:47 配信

 16日は近畿各地で厳しい暑さとなる見込みで、午前10時半時点で大阪や和歌山ですでに30度を超えています。熱中症に十分な注意が必要です。

■混雑緩和のため大阪・関西万博会場では東→西ゲートへの「迂回路」の運用始まる

 きょう16日の近畿地方は、全般に晴れ間が広がり厳しい暑さになる見込みで、午前10時半の気温は和歌山では32.2度と広い範囲で既に30度をすでに超えています。

 大阪市内でも午前10時半に30.8度となっていて、大阪・関西万博の会場では多くの来場者が汗をぬぐいながら列を作っている様子がありました。

 午前8時半、16日から運用が始まったばかりの東ゲート方面から西ゲートに歩いて移動できる「迂回路」にも、200名ほどが行列を作っていました。

 気温の上昇だけでなく、梅雨の湿度も重なる中、ABCテレビの記者もこの迂回路を体験しました。

■「疲れた…この迂回路のおかげで予約していたパビリオンの時間に間に合う!」利用者の声

【高橋大作記者報告】
 まだ午前8時台、気象台の発表では大阪市内は25度ということですが、梅雨による湿気や集まった人の熱気でじっとしていても汗が吹き出してくる状態でした。

 東ゲートの後方200メートルほどにあるトンネルが迂回路への入り口で、入り口手前で、「西ゲート入場」の予約チケットを確認されたのち、東から西ゲート方面へ、約1.6kmの一方通行の迂回路を歩くことになります。

 歩き始めると、迂回路の利用者は足早に歩きだし、私自身もゆっくり歩いているわけではなかったのですが、1分でも早く西ゲートに到着したいという思いからなのか、どんどんと追い抜かれていきました。

 利用した府内に住む50代の夫婦に話を聞くと、汗をぬぐいながら「すでにだいぶ疲れたが、これで午前9時10分に予約していたパビリオンに間に合う」とうれしそうに語ってくれました。

■「2億円トイレ」の裏側や統合型リゾート・大阪IRの建設現場も 迂回路はまるで1つの“新パビリオン”?

 迂回路ではいままで公開されていなかった万博のバックヤードを見ることができ、いわゆる「2億円トイレ」と呼ばれた「トイレ5」の裏手で、多くの人が歩く速度を緩めて、写真を撮る姿が見られました。

 また、進行方向の左手を見ますと、会期中にも工事が進む、統合型リゾート・大阪IRの建設現場も。

 この迂回路はまだ万博の来者以外には開放されていませんが、万博後にはIRへと向かう道として活用されるということです。

■約17分で西ゲートに 西ゲート前は比較的混雑なく快適か?

 出発から約17分で約1.6kmの道のりを歩き終え、私は西ゲートへとたどり着きました。

 道中、様子を撮影しながら歩いてきたためか、全身汗まみれになりましたが、歩いて見た景色は「新たなパビリオン」を体験したかのように感じました。

■全身汗だくに…「熱中症対策」課題か 一方で「飽和状態」緩和の布石となるか

 一方で、これから暑さが本格化するうえで、迂回路には日陰や給水ポイントが無く、熱中症のリスクを考えると、こまめな水分補給など、来場者自身の対策以外にも、冷風機やミスト発生機など設備面での対策が課題となりそうです。

 万博協会は会期後半には前半の1.5倍の人が訪れると予想していて、10月13日の閉会に向け最大で1日20万人以上の受け入れも視野に準備を進めているといいます。

 迂回路は熱中症対策が求められる一方、関係者からは「すでに飽和状態だ」といった声がある中で、「1日20万人達成」の目標達成に向けた布石の一つとなりうると歩く中で私は感じました。

最終更新:06/16 12:47

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる

天気予報WEATHER

関西の天気

くわしくみる

天気

2025/06/19(木) 12:06現在

全国ニュースJAPAN

提供:ANN NEWS