関西ニュースKANSAI

　指針値以上の「レジオネラ属菌」が検出され中止が続いていた大阪・関西万博の水上ショーが、１１日にも再開する方針で最終調整中であることがわかりました。

　万博で毎日実施されていた水上ショーは、６月４日、会場の「ウォータープラザ」で肺炎を引き起こす可能性がある「レジオネラ属菌」が簡易検査によって指針値の約２０倍検出されたことから、約１ヶ月間、中止されています。

　関係者への取材で、万博協会などが１１日にも水上ショー（昼の「水と空気のシンフォニー」、夜の「アオと夜の虹のパレード」）を再開する方針で最終調整していることが分かりました。

　協会は６月１６日以降、感染リスクをより正確に判定できるという「培養法」で毎日水質検査をしていて、これまでに指針値を超える数値は１度も検出されていないということです。

　また、協会は新たにポンプを設置し海水の循環の仕組みを増強したほか、塩素を投入して水を消毒するなど水質の管理体制を強化しています。

　特に夜の水上ショーは夜間帯の「目玉」イベントであったことから、来場者からは再開を待ち望む声が多く寄せられていました。