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経験者は6割以上 熱中症だけではない“熱あたり”に注意 対策は「エアコン寝ている間もつけっぱなしに」「クールシェアスポットを活用」

07/14 18:02 配信

 猛烈な暑さが続く中、大阪・関西万博では、暑さ対策として塩分タブレットなどが配られました。連日厳しい暑さが続き、熱中症の手前とされる「熱あたり」という症状にも注意が必要です。

 総務省によりますと、先月30日~今月6日、全国で1万48人(速報値)が、熱中症の疑いで救急搬送されました。

 また、熱中症まではいかなくても、「暑くて、なんだかしんどい」と感じる。このような人は、「熱あたり」という症状かもしれません。

 大手空調メーカー・ダイキン工業が名づけました。夏の暑さで体内に熱がたまることで、めまいや筋肉痛、不眠などの体調不良を引き起こします。
 済生会横浜市東部病院の谷口医師は、「約3人に1人といわれるスギ花粉患者よりも多い」としています。

 ダイキン工業の調査(20歳以上の男女約1万人が対象)によると、去年の夏に「熱による体調不良」を感じた人は64.6%。全体の6割以上の人が、経験していることが分かりました。

 対策は、できる限りの「暑熱回避=暑さを避けること」です。

 室内ではエアコンを適切に使用し、室温28℃以下・湿度60%以下が目安と言われていて、夜寝ている間も、つけっぱなしにするのがいいということです。
 
 屋外では、自治体などが設置している「クールシェアスポット」を活用するといいとのこと。
 大阪府では、外出先の一時避難所として「クールオアシス」があります。スーパーやコンビニなどが設定されていて、大阪府のHPで確認することができます。

 厳しい暑さが続く中、こういった対策がいっそう重要となってきます。

(『newsおかえり』2025年7月14日放送分より)

最終更新:07/14 18:02

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