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再審無罪の看護助手による国賠訴訟 “違法捜査”で滋賀県に賠償命令 県警が控訴断念 本部長「心労おかけし申し訳ない」
07/25 19:23 配信
「心労をかけて申し訳ない」と謝罪し、控訴を断念しました。
(池内久晃本部長)「判決内容を重く受け止め、原告の心労と負担を考慮し、控訴しないこととしました」
滋賀県東近江市の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(45)は、病院で死亡した入院患者に対する殺人罪で12年間、服役。その後のやり直し裁判で2020年、無罪が確定しました。
西山さんは、県警などによる一連の捜査に違法性があったとして、国と県に損害賠償を求める訴えを起こし、大津地裁は今月17日、違法捜査を認め、県に賠償を命じる判決を言い渡しました。
滋賀県警は会見を開き、「ご心労をおかけし、申し訳ない」「2度とこのようなことが起こらないよう、緻密かつ適正な捜査に取り組む」と述べ、西山さんに直接謝罪するかどうかについては「適切に対応する」という回答にとどめました。
最終更新:07/25 19:23