関西ニュースKANSAI
男性2人の自殺手助けした罪などに問われた「占い師」信者の女 初公判で起訴内容認める 検察は「精神的な支配」の構図を指摘 大阪地裁
08/01 19:26 配信
男性2人を自殺させたとして自殺ほう助の罪に問われた女の裁判で、検察は「精神的な支配」の構図を指摘しました。
滝谷奈織被告(59)は2020年、「占い師」と呼ばれた浜田淑恵被告(63)が和歌山県の海で、男性2人を自殺させたとされる際、その自殺をほう助した罪に問われています。
初公判で滝谷被告は、自殺ほう助の罪を認めた上で「私は亡くなった2人と同じ立場で、浜田さんの指示に従った」などと述べました。
検察は冒頭陳述で「自らを『創造主』と名乗る浜田被告が、愛人としていた未成年の男性が逃げ出したことをきっかけに、『正常に戻すには、死んで魂に戻るしかない』と、滝谷被告らに自殺を持ちかけた」と主張。
さらに「海に入った後、浜田被告の『ストップ、もう止め』という声を聞いて滝谷被告は、やめたが、男性2人は気づかずに、互いの頭を押さえ続けて死亡した」と指摘しました。
最終更新:08/01 19:26