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高知1歳児死亡事故 男の起訴を受け遺族が会見 「ながら運転」の厳罰化求める
08/01 22:45 配信
去年9月、高知県の自動車専用道路で運転中に靴を履き替えようとして正面衝突事故を起こし、相手側の車の1歳児を死亡させたなどとして、61歳の男が起訴されたことを受け、遺族が1日、高知市内で記者会見を開きました。
高知市で記者会見を開いたのは、去年9月に高知県香南市の自動車専用道路で起きた正面衝突事故で長男で神農煌瑛ちゃん(1才)を亡くした、大阪市に住む父親の諭哉さん(34)と母親の彩乃さん(38)、それに代理人弁護士です。
この事故をめぐっては1日、高知市に住む無職の男(61)が事故当時、運転支援機能を使って走行中に、助手席のサンダルをかがんで取って履き替えようとして事故を起こしたなどとして、過失運転致死傷の罪で起訴されました。
これを受けて、神農さんの弁護士は・・・
(高橋正人弁護士)
「この事件の本質っていうのは、時々着替えをしたりとか、あるいはサンダルに履き替えようとしてたとか、一言で言えば“究極のながら運転”です」
両親は事故後、危険運転致死傷罪の適用を求めて捜査機関に要望書を提出するなどしていましたが、検察側は今回、適用を見送りました。
(神農彩乃さん)
「こんなに『ながら(運転)』が増えたのに、危険運転に入れないってなったら、法治国家なのにどうしようもないじゃないって」
煌瑛ちゃんの両親は2日と3日、高知市内で「ながら運転」の厳罰化などを求めて、街頭署名活動を行うということです。
最終更新:08/01 23:49