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「建設アスベスト訴訟」和解成立 メーカー側があわせて12億円超の解決金 大阪高裁

08/08 14:19 配信

 アスベストを吸って健康被害を受けたとして、元建設作業員や遺族が建材メーカーに賠償を求めた集団訴訟で、大阪高裁で大規模な和解が成立しました。

 元作業員や遺族ら約130人は、建設現場でアスベストを吸って肺がんや中皮腫などの健康被害を受けたとして、建材メーカー21社を相手に訴えを起こし、2023年、大阪地裁は12社に約9億4000万円の賠償を命じました。

 双方が控訴し審理が続いていた大阪高裁で8日、メーカー12社があわせて12億4600万円あまりの解決金を支払うことなどを条件に和解が成立しました。

 東京高裁でも7日、400人の原告とメーカーの間で和解が成立していて、全国の訴訟に波及する可能性があります。

最終更新:08/08 14:31

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