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オムロンヘルスケアがAEDの自主回収発表 電気ショックできなくなる可能性 約1万8000台出荷
08/08 16:12 配信
医療機器を販売するオムロンヘルスケアは、おととしからことし5月までに公共施設などに出荷したAEDについて、電気ショックができなくなる可能性があるとして、8日、自主回収すると発表しました。
オムロンヘルスケアによりますと、自主回収の対象となるのは、イギリス製のAED「自動体外式除細動器 レスキューハート HDFー3500」のうち、おととし7月からことし5月までの間に出荷された1万8000台余りです。
心停止を起こした人に電気ショックを加えて蘇生を促すための道具で、医療従事者以外の人が使うことを想定しているということです。
おととし、製造元のメーカーがヨーロッパでの規制基準に合わせて製造方法を一部変更したところ、その後の品質検査で、内部の基盤が故障し電気ショックができなくなる可能性があることが分かりました。
実際に故障する確率は低く、これまでに故障した事例はないということですが、オムロンヘルスケアは、メーカーから連絡をうけて自主回収を決めたということです。
このAEDは、主に企業や公共施設など約1万6000の施設に出荷されていて、納入先はすべて把握できているということです。
オムロンヘルスケアは、各施設に作動しない場合の対処法を通知するとともに、交換する製品の準備を進めています。
このほか、フリーダイヤルでも問い合わせを受け付けています。
※フリーダイヤル
・8月12日まで 0120ー401ー066
・8月13日以降 0120ー400ー185
最終更新:08/08 16:12


