関西ニュースKANSAI

　大阪メトロ中央線の運行見合わせにより万博会場で帰宅困難者が続出した問題で、大阪府は万博協会に対し、再発防止に向けた３つの提言をしたと発表しました。

　８月１３日午後９時半ごろ、大阪メトロ中央線の一部が運行見合わせとなり、万博会場にいた約３万人の帰宅の足に影響が出ました。中央線は午後１０時１０分に夢洲駅からコスモスクエア駅までのピストン輸送を再開しましたが、万博会場には大勢の人が取り残され、パビリオンの中や路上で朝を迎えました。

　万博協会の副会長も務める大阪府の吉村洋文知事は１８日、府から協会に対し「適時適切な情報発信」「会場内の帰宅困難者への対応」「運用ルールの改善」について提言をしたと発表しました。

　具体的には、拡散力のあるＳＮＳの積極活用▼緊急時に開放する施設の事前登録▼緊急時には自家用車での送迎などを認めることなどを申し入れたということです。