関西ニュースKANSAI

　徳島県は、阿南市内において１０００万円以上にのぼる河川占用料の未請求があったと発表しました。

　「河川占用料」は、企業や個人が河川の区域内に電柱や倉庫などの構造物を設置した場合、県に納める使用料のことです。

　県によりますと、阿南市内において２０２１年度から２０２４年度までに河川占用料の請求をしていない案件が８３０件確認され、未払いの料金は約１０７３万円だということです。

　また、占用許可の期間が満了した契約者に対して、連絡や更新手続きができていなかった案件が７７件確認され、保存すべき関係書類も一部廃棄されていたことがわかりました。

　県は、担当者間で引き継ぎがうまくできておらず、２０２１年度からデータベースの更新がされていなかったと説明しました。

　県は現在、関係する１３２の契約者に説明して事務手続きを進めていているとし、今後は、チェック体制を強化して再発防止に努めるとしています。