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神戸徳洲会病院 有識者検討会終了 神戸市が最終判断へ
09/02 21:19 配信

カテーテル治療や糖尿病の見落としなど、医療事故やミスが相次いだ神戸徳洲会病院の改善計画を審議する検討会議が、2日終了しました。
病院は、2023年1月以降カテーテル処置を受けた患者が急変・死亡したり、主治医が糖尿病を見落としたりなどの問題が相次いだことで改善措置命令を受け、神戸市は去年6月から医療関係者や市民ら有識者が病院の安全体制について審議する検討会議を開いてきました。
2日の会議では、病院側から事故の一歩手前の出来事「インシデント」の報告件数が以前に比べて増えたことや、常勤の医師らの数を確保するよう取り組んでいることなどが報告されました。
また問題が相次いでいた2023年ごろには当時の院長が1人で患者50人以上を担当していたことが明らかになっていますが、現在は医師1人が受け持つ患者数の管理を徹底していることも説明されました。
そして医療事故やミスが明らかになって以降中止していたカテーテル治療は今年3月から再開していて、これまでに60代から80代までの患者に対し16回にわたり実施しているということです。
(当時カテーテル治療を主に担っていた医師はすでに退職)
委員からは「概ね改善が進んでいる」とした意見が多く会議は今回で終了となり、市は今後1ヵ月ほどをめどに適切に改善されているかどうか判断をします。
最終更新:09/02 21:19