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法廷で明かされたドラマのような手口…大阪ミナミの地面師事件 土地所有者になりすまし不動産会社から14.5億円詐取した罪に問われる
09/05 17:36 配信
大阪ミナミで起きた“地面師事件”の裁判が、大阪地裁で4日から始まりました。
福田裕被告(53)と粂陵平被告(25)は去年、氏名不詳者と共謀し、大阪市内の3ヵ所の土地や建物の所有者になりすまして、架空の土地売却をもちかけて不動産会社から約14億5000万円をだまし取った罪に問われています。
4日の初公判で福田被告は、裁判官に起訴内容について聞かれると「間違いありません」と認めました。
続いて、検察は福田被告が「別の人物から依頼を受けて所有者の印鑑などを作成した」と指摘。
また5日、粂被告も起訴内容を認めました。
検察は、粂被告が「福田被告が考えた『所有者の孫で、ゲーム会社を設立する資金調達のため、土地や建物を譲ってもらった』という虚偽の設定で所有者になりすました」と主張しました。
法廷で明かされた、ドラマのような手口。事件の全貌がどこまで解明されるのか注目されます。
最終更新:09/05 17:36