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奈良県立高校に宮大工を育てる「伝統建築科」新設へ 近畿で初
09/10 06:30 配信

奈良県教育委員会は9日、県立奈良南高校の学科改編で、宮大工の育成を目指す「伝統建築科」を新設すると発表しました。
教育委員会によりますと、奈良南高校に現在ある建築探求科と森林・土木探求科に代えて、新たに伝統建築科を設置するということです。
伝統建築科では神社仏閣の建築や改修を担う宮大工の育成を目指します。
授業では、文化財に登録されている建築物などでの実習や、現役の宮大工らから技術指導を受けることができるということです。
伝統建築について学ぶ学科の設置は、近畿では初めてだということです。
教育委員会は「地域を活かした、あるいは地域に根ざした実践的な学びを提供し、伝統建築科の魅力と価値を全国に発信してまいりたい」としています。
伝統建築科の設置は来年4月からで、全国から生徒を募集するということです。
最終更新:09/10 06:30