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受刑者から預かった指輪を盗んだ窃盗などの罪 元刑務官に執行猶予付き有罪判決 「反省の態度を示している」和歌山地裁

09/10 14:35 配信

 和歌山刑務所で受刑者から預かった指輪を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた元刑務官の裁判で、和歌山地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 和歌山刑務所で刑務官として勤務していた本田明士被告(60)は、おととし7月から去年10月にかけて、受刑者から預かっていた指輪3点を盗み、そのうち1点を質入れしたとして、窃盗と業務上横領の罪に問われていました。

 裁判で検察側は、「刑務官としての知識や立場を悪用した犯行」と指摘し、懲役2年6ヵ月を求刑していました。判決で和歌山地裁は、「犯行の発覚を防ぐため代替品を用意するなど、計画的で悪質」とする一方、「被害品が還付され、被告人が罪を認めて反省の態度を示している」などとして、懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡しました。

最終更新:09/10 15:37

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