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受刑者の指輪3点を盗み、1点を質入れした罪に問われた元刑務官に執行猶予付き判決 「計画的で悪質」とする一方「反省の態度を示している」和歌山地裁
09/10 16:44 配信
受刑者の指輪を盗んだ元刑務官、執行猶予付きの有罪判決です。
和歌山刑務所で刑務官として勤務していた本田明士被告(60)は、おととし7月から去年10月にかけて、受刑者から預かっていた指輪3点を盗み、そのうち1点を質入れしたとして、窃盗と業務上横領の罪に問われていました。
裁判で検察側は「刑務官としての知識や立場を悪用した犯行」と指摘し、懲役2年6カ月を求刑していました。
判決で和歌山地裁は、「犯行の発覚を防ぐため代替品を用意するなど、計画的で悪質」とする一方、「被害品が還付され、被告人は罪を認めて、反省の態度を示している」などとして懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡しました。
最終更新:09/10 16:44