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救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

09/10 16:40 配信

 兵庫県明石市は10日、市内の消防署で主任を務める男性職員(43)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。他の職員に対して「救急を辞めろ」などの暴言や誹謗中傷を繰り返していたということです。

 明石市によりますと、男性職員は今年5月、傷病者を病院に搬送した後の救急車内で上司に対して「お前が乗っているメリットがない」「救急を辞めろ」「救急から降りろ」といった暴言を繰り返したということです。

 消防署に戻った後の話し合いでも暴言は収まらず、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばしました。

 この男性職員は過去にも、
▽他の複数の職員に対する誹謗中傷を含んだ文書を127人が閲覧可能なグループチャットに投稿する
▽後輩職員の背後から首を締め上げる
▽同僚職員に対して怒鳴る
▽机を蹴って発言を抑制する
 などの行為を続けていて、直属の上司から注意を受けていましたが、問題行動が繰り返されたため、処分に至ったということです。

 明石市はこのほか、勤務時間中に公用パソコンで職務と関係のないウェブサイトを358時間、閲覧していたとして政策局の再雇用職員(66)を戒告処分、この職員の上司にあたる政策局課長(60)についても、監督責任に加えて、同様の行為を133時間していたとして、1カ月間、給与の10分の1を減額する処分にしました。2人は閲覧時間に対応する給与は返納したということです。

最終更新:09/10 16:40

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