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万博会期終盤“かけこみ需要”の混雑緩和へ 大阪メトロ「ラッシュ時避けた利用」で乗車料金の3割を即時払い戻し 府・市が交通対策会議

09/11 21:10 配信

 11日、大阪府・市らは万博会期終盤に向けた交通対策の会議を開きました。

 ラッシュ時を避けた大阪メトロの利用で乗車料金の一部を即時払い戻しするなどの対策を改めて確認し、利用者らにさらなる混雑緩和を呼びかけました。

 これまで大阪府・市や万博協会などは万博期間中の大阪メトロの混雑を緩和するため、会場周辺の企業に対し時差出勤やテレワークを要請しています。

 11日、大阪府・市らが開いた会議では6月と8月の平日・午前8時台に大阪メトロ・弁天町駅から朝潮橋駅の区間で混雑率を検証した結果が示されました。

 混雑率はこの2カ月間で最大平均106%だったとして、目標とする120%を下回っていることから、府市らは周辺企業への協力呼びかけなどが一定効果をもたらしたと振り返りました。

 一方、6日には一般来場者数が過去最多となる20万人を突破するなど、会期終盤に向けた「かけこみ需要」で来場者数はさらに増加するとみられています。

 府市などは会議の中で、こうした需要に対し来場のピーク時間帯の混雑緩和のため、8月から実施しているタッチ決済での乗車で即時30%の払い戻しを受けられる(午前11時~午後3時59分までの乗車に限る)などの対策の強化を改めて確認しました。

 また12日からは新たにテレビCMも放映し、これまで混雑緩和に取り組んでいない利用者へ協力を呼びかけていくということです。

最終更新:09/11 21:10

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