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「貨物室に燃焼の痕跡なし」 ユナイテッド機の緊急着陸 システム誤作動の可能性も
09/15 13:49 配信

12日夜、ユナイテッド航空機が成田空港から飛行中に、関西空港に緊急着陸したトラブルで、国の運輸安全委員会の調査官は15日、火災警告が出た貨物室に火災の痕跡はなかったと明らかにしました。
(高橋充・航空事故調査官)
「後方の貨物室に、燃焼の痕跡は見られませんでした」
12日、成田空港発フィリピン・セブ行きのユナイテッド航空32便は、飛行中に貨物室で出火したとの警告表示が出たため、夜9時すぎに関西空港に緊急着陸し、乗客5人が軽いけがをしました。
運輸安全委員会の航空事故調査官は13日から関西空港に入り、パイロットからの聞き取りや機体の貨物室での調査を行いました。
15日までの一連の調査の結果、貨物室で何かが燃えた痕跡はなかったということです。
現地での調査は15日で終了し、運輸安全委員会は今後、火災発生を知らせるシステムが誤作動した可能性もあるとみて、飛行状況を記録するフライトレコーダーの解析などで原因究明を進める方針です。
最終更新:09/15 13:49