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京都の基準地価 インバウンド需要で繁華街や観光地周辺が高騰

09/16 16:50 配信

 京都府は16日、今年7月1日時点の基準地価を公表しました。インバウンド需要が高まり、繁華街や観光地周辺の地価が高騰しています。

 基準地価は、国土利用計画法施行令に基づき、都道府県知事が毎年公表する7月1日時点での基準地の価格で、一般の土地取引の指標や固定資産税の評価などに利用されます。

 京都府内の住宅地で、前の年と比べて最も基準地価が上昇したのは、平安神宮や京セラ美術館がある「岡崎」エリアに近い京都市東山区堀池町で8.6%でした。

 調査をした不動産鑑定士によりますと、利便性の高さに加え、ゲストハウスなどインバウンド客をターゲットにした店舗需要の高まりが影響しているということです。

 商業地では、京都駅北側の下京区東塩小路町が18.8%と最も高い上昇率となりました。

 マンションやオフィス需要のほか、ホテルの需要も高まっているということです。

 府内の土地の平均価格は、住宅地で1.2%、商業地で5.7%上昇しています。

最終更新:09/16 16:50

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