関西ニュースKANSAI
外国人投資家注目の「浪速区」が前年比9.9%上昇 「特区民泊」などが影響か 大阪府内の基準地価公表
09/16 16:50 配信

大阪府は16日、今年7月1日時点の府内の基準地価を公表しました。大阪府で最も価格の上昇率が高い住宅地は大阪市浪速区で、「特区民泊」などの影響があるとみられています。
基準地価は国土利用計画法施行令に基づき、都道府県知事が毎年公表する、7月1日時点での基準地の価格で一般の土地取引の指標や固定資産税の評価などに利用されます。
大阪府では平均変動率が去年に比べ商業地で7.9%、住宅地で2.7%上昇し、いずれも4年連続の上昇となりました。
大阪府の商業地で最も基準地価が高かったのは、大阪市北区の「グランフロント大阪南館」で、1平方メートルあたり2450万円です。
住宅地で基準地価が最も高かったのは大阪市天王寺区真法院町付近ですが、上昇率では大阪市浪速区塩草2丁目付近が最も高く、去年より9.9%上昇しました。
府によりますと、宿泊地の開業規制を緩和し、住宅街でも開業できる「特区民泊」をつくるため、外国の投資家間で浪速区や西成区の住宅への購入意欲の高まりが影響しているということです。
最終更新:09/16 16:50