関西ニュースKANSAI
【速報】万博・大屋根リングは「北東200m部分」を保存、周辺を市営公園として整備検討
09/16 15:40 配信

万博会場の大屋根リングについて16日、北東200メートル部分を人がのぼれる形で残した上、リングとその周辺を市営公園として大阪市が整備する検討をしていることがわかりました。
これまで万博協会や大阪府・市などは大阪・関西万博の大屋根リングについて、閉幕後、跡地開発の事業者の費用負担で一部を保存したい考えを示していました。
ただ、16日に開かれた「大屋根リング検討会」では跡地開発の優秀提案に選ばれた事業者らから、人がのぼれる形で保存するには木材の傷み具合などを調査する必要があり、調査は閉幕後にしか実施できないことから「リングの解体期限までに事業者を決定することが困難」という意見が出ました。
その結果、市が大屋根リング約200メートルを引き継ぎ、「公園・緑地」としての整備を検討することになったということです。
整備や管理の費用は数十億円と見込まれ、大阪市は財源として、万博の運営費が黒字になった場合の剰余金の活用や府・市の予算、経済界への協力を含めて協議を続けるとしています。
最終更新:09/16 15:43