関西ニュースKANSAI

万博・大屋根リング“人がのぼれる形”で保存へ 北東200m部分残し周辺含め市営公園として整備の方針

09/16 19:08 配信

 「大屋根リング」が人がのぼれる形で保存されます。

 大阪市は大阪・関西万博の「大屋根リング」について北東200メートル部分を人がのぼれる形で残した上、リングとその周辺を市営の公園として整備する方針を明らかにしました。

 これまで万博協会や大阪府・市などは万博の閉幕後、跡地開発の事業者の費用負担でリングの一部を保存したい考えを示していました。

 ただ、16日に開かれた検討会では跡地開発の優秀提案に選ばれた事業者らから、人がのぼれる形での保存には木材の傷み具合などを調査する必要があることや、調査は閉幕後にしか実施できないことが確認され、「リングの解体期限までに事業者を決定することが困難」なことから、市がリングとその周辺を公園として整備する方針になったということです。

 協会の試算ではリングの改修・維持にかかる費用は最大90億円と見込まれています。

最終更新:09/16 19:08

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる