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兵庫県内で119番つながらず救急搬送遅れ NTTの通信障害影響 搬送先で50代男性病死

09/17 13:17 配信

 NTT西日本が管轄するエリアの一部で16日に起きた通信障害の影響で、救急搬送の要請が遅れる事案があったことがわかりました。

 NTT西日本によりますと、通信障害は16日午後3時45分ごろに発生しました。
 大阪・京都・兵庫の3府県の一部で、緊急通報が発信できないなどの障害があり、午後4時36分に復旧したということです。

 兵庫県警によりますと、通信障害の影響で、伊丹市で救急搬送の要請が約17分遅れる事案が起きました。
 午後4時20分ごろ、市内のリサイクル会社で、従業員の50代男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかりました。
 直後に社長が119番通報をしたもののつながらなかったといい、4時26分ごろに110番通報しました。
 その後、救急要請ができていない状況を把握した警察が、障害復旧の直後とみられる午後4時37分ごろ、消防に連絡したということです。
 男性は搬送先の病院で死亡が確認され、警察は病死とみています。
 救急要請の遅れと男性の死亡の因果関係はわかっていません。
 NTT西日本は、障害の原因を通信設備の故障だとしています。影響があったサービスは次の通りです。

■ひかり電話
大阪府:最大約79万契約
京都府:最大約26万契約
兵庫県:最大約6万契約
■固定電話
大阪府:最大約81万契約
京都府:最大約27万契約
兵庫県:最大約8万契約

最終更新:09/17 18:46

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