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斎藤知事提案の“給与カット条例案” 9月議会でも採決見送りへ 自民・維新など主要4会派は再び継続審議の方針

09/30 13:54 配信

 兵庫県の斎藤知事が前の議会で提案し継続審議になっていた自身の給与をカットする条例改正案について、9月に始まった議会でも再び採決が見送られる公算が高まりました。

 斎藤知事らを告発した元県民局長の私的な情報を、元総務部長が漏えいしたとされる問題を受け、斎藤知事は管理責任を取るとして、6月の議会で、自身の給与カット幅を3カ月間50%に引き上げる条例改正案を提出していました。

 しかし、6月の総務常任委員会では、県議らから「知事から漏えいの指示があったのか解明されていない」などの意見が相次ぎ採決は見送られ、継続審議になりました。

 9月30日に開かれた総務常任委員会で改めて協議しましたが、県議らから、「斎藤知事の指示があったのか、なかったのか、事実関係がはっきりしていない」「事実関係を明らかにしたうえで、解決を図ることが県の責務」などの意見が相次ぎました。

 自民や維新などの県議会の主要4会派は再び継続審査とする方針を示していて、会期中に条例案が修正されない限り採決されない見通しです。

最終更新:09/30 13:54

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