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半身まひの男性を50℃以上の湯を張った浴槽に入れ死亡させたか 介護福祉士の男を逮捕 大阪市
09/30 18:44 配信
大阪市の特別養護老人ホームで、ベルトで体を固定した入所者の70代の男性を高温の湯を張った浴槽に入れて全身やけどを負わせ死亡させたとして、介護福祉士の男が逮捕されました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、大阪市福島区に住む介護福祉士の三宅悠太容疑者(38)です。
三宅容疑者は6月2日、大阪市東成区の特別養護老人ホームで半身まひの入所者の男性(70代)を高温の湯を張った浴槽に入れ、全身にやけどを負わせるなどして搬送先の病院で死亡させた疑いが持たれています。
三宅容疑者は警察の調べに対して「けがを負わせてやろうといった気持ちはありませんでした」と容疑を否認しているということです。
警察によりますと三宅容疑者は日雇いで働いていて、この施設で働くのは5月に続き2回目でした。
事件があった日は、1人で男性の入浴介助を担当していたということです。
男性は要介護4の認定を受けていて、入浴に全介助が必要でした。
入浴時には専用の椅子に体を固定され、椅子ごと湯に浸かっていましたが、事件当日は浴槽内の湯が50度以上の高温だったとみられるということです。
逮捕前の任意の事情聴取に対して三宅容疑者は「温度の操作を適当にしてしまい、最初から高温の湯を張ってしまった。ストッパーを解除して、高温の湯を張った」という趣旨の供述をしていたということです。
警察は詳しい経緯を調べています。
最終更新:09/30 19:19