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殺人未遂罪の元棋士に懲役5年 橋本崇載被告、元妻と妻の父親をくわで殴った事件
10/02 19:02 配信
元妻らに対する殺人未遂などの罪。将棋の元棋士に懲役5年の判決です。
元棋士の橋本崇載被告(42)はおととし7月、大津市内の元妻の実家に侵入し、元妻とその父親を「くわ」で殴って殺害しようとした罪に問われています。
検察は、元妻との離婚で長男の親権を失い、恨みを募らせた動機は身勝手で、凶器を事前に準備するなど計画的だとして、懲役10年を求刑。
弁護側は、被告が事件当時、心神喪失や耗弱だったと主張し、責任能力を争う姿勢でした。
判決で大津地裁は、精神障害が及ぼした影響は「大きいとはいえない」とした一方、検察が指摘する強い殺意や高い計画性は、「あったとまではいえない」として、懲役5年を言い渡しました。
弁護側は、本人と話し合い、控訴するかどうか決めるとしています。
最終更新:10/02 19:02