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逆子をなおす「外回転術」で子どもに重い障害 男性医師を不起訴 京都
10/03 17:58 配信

京都市の病院で2020年、逆子を治す「外回転術」によって、生まれた男児に重い障害が残ったとして、警察が業務上過失傷害の疑いで書類送検した男性医師について、京都地検は3日付で不起訴処分としました。
京都第一赤十字病院に勤務していた男性医師は、2020年、京都府内に住む女性に対し、おなかを手で押して逆子の胎児を回転させる外回転術を実施しました。
出産した長男には重い障害が残り、女性は、胎児が低酸素状態になったのに、適切な処置を怠ったとして男性医師を刑事告訴。警察は今年5月、医師を業務上過失傷害の疑いで書類送検していました。京都地検は3日付で、男性医師を不起訴処分としました。
不起訴の理由は明らかにしていません。女性はABCテレビの取材に対し、「医療事故について立件してもらうことは難しいと分かっていたけれども、残念で仕方がない。
病院側からは医療事故と認めてもらっていることもあり、前を向いていきたい」とコメントしました。
最終更新:10/03 18:16