関西ニュースKANSAI

　京都府教育委員会は女子生徒へのわいせつ行為などを理由に府内の公立中学校と高校の教師５人を懲戒処分したと発表しました。

　府教委によりますと、与謝野町立中学校の男性教諭（２９）は去年１１月、当時１６歳の少女と性交し、その様子を撮影しました。さらに今年７月に別の１７歳の少女に対しても同じ行為に及んだということです。

　また、長岡京市立中学校の男性教諭（３９）は、自身が勤務する中学校の教室で、女子生徒の着替える様子を盗撮しました。

　そのほか、府立高校の男性教諭（３２）と別の府立高校の男性教諭（２６）は、どちらも自身が顧問を務める部活動所属の女子生徒に対し、複数回抱きしめ、キスをするなどしたということです。

　府教委は４人を懲戒免職としました。

　府教委はそのほかにも、府南部の中学校の男性教諭（２５）について酒気帯びの状態で車を運転したとして、停職６カ月の懲戒処分としました。この男性教諭（２５）は７日付けで依願退職しました。

　府教委は「教育への信頼を著しく損なう、極めて重大かつ遺憾な行為であり、厳正に対処した」とし、「府民の皆様からの信頼を一日でも早く回復できるよう努めていく」としています。