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解体中のアパートで発見された白骨遺体 2000年ごろに遺書を残して失踪した女性と判明 警察「事件性は低い」 大阪・茨木市

10/10 19:21 配信

 大阪・茨木市で9月、解体中のアパートの床下から白骨化した女性の遺体が見つかりました。この遺体について警察は10日、身元を発表するとともに、これまでの捜査状況から「事件性は低い」という見方を示しました。

 9月13日、茨木市中条町のアパートの解体工事現場で、1階の部屋の床下から白骨化した遺体が見つかりました。

 その後の司法解剖で、遺体は死後十数年が経過した女性のものと分かっていましたが、警察は10日、身元について、発見現場の部屋の隣室で暮らし、2000年頃から失踪していた当時58歳の女性だったことを新たに明らかにしました。

 女性の親族とDNA型が一致したということです。また「床下の高さはかなり低く、女性が小柄だったとしてもこの場所に遺棄するのは難しい」とし、「事件性は低い」との見方も示しました。

 床下の地面は、人を押し込んだ際にできるとみられる土の盛り上がりなども確認できなかったということです。

 警察は何らかの理由から女性が隣室に入り、床の点検口を開けて自ら床下に入った可能性があるとみています。

 女性は2000年頃、親族の自宅の玄関に遺書を残して以降、行方が分からなくなっていました。

最終更新:10/10 19:21

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