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万博会場の安全を守った消防センターの解散式 メトロ運転見合わせによるトラブル対応などに尽力

10/15 16:34 配信

 大阪・関西万博の閉幕から2日が経ち、会場内に設置されていた万博消防センターの解散式が開かれました。

 15日、午前10時半ごろから始まった解散式では、下正博之・万博消防センター所長が所属の職員約50人が無事故で任務を完了したことを報告しました。

 大阪市消防によりますと万博の会期中、夢洲周辺の会場内外で救急事案や火災・救助などが約1140件発生したということです。8月、大阪メトロ中央線の停電による運転見合わせで、約1万1000人が会場内で一夜を過ごしたトラブルでは、体調不良を訴える男女36人が救急搬送され、万博消防センターも様々な対応にあたりました。

 栗須俊光・万博消防センター副所長は「多数の来場者に対して安全・安心をしっかり我々が届けなければならないという覚悟で半年間臨んでいた。万博のレガシーとして日常の災害にも活かしていきたい」と振り返りました。

 職員らは17日から順次、市内の消防署へ戻り、今後、夢洲周辺の事案には此花消防署などが対応していくとしています。

最終更新:10/15 21:18

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