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冷凍庫に女性の遺体放置、3人に執行猶予付き判決 「死亡した親族が深く関わり、逆らい難い面があった」 大津地裁
10/30 18:41 配信
滋賀県長浜市の住宅で、冷凍庫に女性の遺体を遺棄した罪などに問われている夫ら3人の裁判で、大津地裁は30日、夫に懲役1年、住人の男2人に懲役10カ月、それぞれ執行猶予3年の判決を言い渡しました。
野中秀紀被告(63)は2020年9月、妻・まりこさん(当時53)の遺体が長浜市にある住宅の冷凍庫に入っているのを知りながら4年以上にわたって放置した死体遺棄の罪に問われています。
また、この住宅に住む岩瀬浩一郎被告(73)と息子の龍彦被告(49)は、冷凍庫の電気料金を支払うなど手助けをしたとして、死体遺棄ほう助の罪に問われています。
判決で大津地裁は、「事件にはすでに死亡している野中被告の親族が深く関わっていて、それぞれ逆らい難い面があった」と事情を考慮した上で、「3人とも結局は遺体のあざ等が発見されて、自分たちが責任追及されるのを避けたいという自己保身の思いがあった」と述べ、野中被告に懲役1年、岩瀬浩一郎被告と龍彦被告に懲役10ヵ月、それぞれに執行猶予3年を言い渡しました。
弁護側は控訴しないとしています。
最終更新:10/30 18:41


