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ツキノワグマ 保護から「殺処分」へ 和歌山県が管理計画を策定「生活圏に出没した個体は殺処分」
11/05 14:12 配信
全国でクマによる被害が増える中、和歌山県は5日、ツキノワグマについて管理計画を策定したと発表しました。
和歌山県によりますと、去年度に環境省と和歌山、奈良、三重の3県が紀伊半島のツキノワグマの生息調査をしたところ、推定される生息数は467頭だったということです。
環境省のガイドラインでは保護対象とすべき生息数は400頭以下だといい、県は調査結果を受けてツキノワグマの保護政策を管理政策に転換することを決めました。
宮崎知事は「これまでは人的被害などを起こした個体は殺処分し、それ以外は山に帰してきたが、これからは人の生活圏や熊の生息域などをゾーン分けして人の生活圏に出没した個体は殺処分する。さらに、クマの目撃が例年より多く、秋に大量出没が見込まれる年には緩衝地帯で捕獲を行い、個体数を減少させる」としました。
「奈良県、三重県とも連携して対策を実施し、県民の安全・安心の確保を最優先していきたい」とし、クマによる被害の防止を進める姿勢です。
最終更新:11/05 14:12


