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チャットGPTの回答で特殊詐欺に気付く 30代男性が約1300万円だまし取られる 警察「すぐに相談して」

11/06 21:06 配信

 特殊詐欺で約1300万円をだまし取られた和歌山県の男性。チャットGPTに相談したことで詐欺に気づいたということです。

 和歌山県警によりますと10月30日、田辺市に住む30代男性の携帯電話に千葉県警捜査2課の警察官を名乗る人物から連絡があり、「あなたの口座が詐欺集団の受取口座になっている。だまし取ったお金を振り込んだと犯人が供述している」と説明されました。

 その後、検察官を名乗る人物からも連絡があり「あなたの口座を凍結する必要がある。預金の資金調査を行うので、こちらが指定する口座で預かる」などと説明された男性は30日に950万円、31日に368万円、あわせて1318万円を振り込みました。

 男性は2回目の送金口座が個人名義だったことを不審に思い、チャットGPTに相談したところ、詐欺だと回答されたため、警察に通報したということです。

 和歌山県警の担当者は、取材に対して「本来はチャットGPTではなく警察にすぐに相談してほしいが、そのきっかけになったのは良かったのでは」と話しています。

 和歌山県警では、特殊詐欺についての相談を受け付ける専用ダイヤルを設けていて、特殊詐欺を疑うことがあれば連絡してほしいと呼びかけています。

 電話番号0120‐508‐878(フリーダイヤル、24時間対応)

最終更新:11/06 21:06

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