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物価高による倒産が過去最多に、ほとんどが中小企業 万博閉幕と中国経済の減速で今後も増える見込み 近畿地区
11/10 19:00 配信
「物価高」による倒産件数が、過去最多になったことがわかりました。
帝国データバンクによりますと、近畿地区の先月の倒産件数が、去年10月と比べ16%増の261件だったということです。そのうち、原材料や運送料などの高騰が理由で倒産した企業は30件で、集計を開始した2018年10月以降では最多となりました。
倒産した企業のほとんどが物価高の「価格転嫁」が難しい中小企業で、負債が大きくなる前に事業をたたむ企業が多かったとみられます。
また、大阪・関西万博の開催によるいわゆる「特需」で収益があがった飲食店などの一部では、閉幕後の反動に加え、中国経済の減速が影響し、今後倒産が増える見込みです。
帝国データバンクは、2025年の倒産件数は2600件台と、13年ぶりの高水準となる予想をしています。
最終更新:11/10 19:00


