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遠隔で線路の状態を検知 JR西とNTT西が共同開発で線路保守に応用 少子高齢化や労働力減少に対応
11/12 19:39 配信
JR西日本は12日、線路の状態を遠隔で広範囲に検知できる技術の研究・開発をNTT西日本と共同で始めたと明らかにしました。
JR西日本が研究・開発に取り組むのは、温度や振動、歪みなどの変化を高精度に検出する「光ファイバセンシング技術」の活用です。
これまでは、専用の装置の設置や、運転士の目視などによる確認が必要だった落石や倒木などの異常を広範囲かつ高精度で常時監視することが可能になるということです。
JR西日本は導入を目指す背景として、少子高齢化による労働力の減少や、自然災害の激甚化などにより、保守体制の維持が困難になっていることなどを挙げています。
2030年代での実用化を目標としていて、倉坂社長は「持続可能な鉄道システムの構築を目指す」と話しています。
最終更新:11/12 19:39


