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安倍元総理銃撃事件 出廷した山上被告の母親が明かした「旧統一教会への献金」
11/13 19:55 配信
2022年に奈良市で安倍元総理が銃撃された事件で、殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の第7回公判に、山上被告の母親が証人として出廷しました。
証言台は仕切りで囲われ、母親の姿は傍聴席から見えないようにされました。
尋問の冒頭に母親は、「徹也が大変なことを起こし、心よりおわび申し上げます」と、声を詰まらせながら謝罪しました。続いて弁護側から、今、信仰している宗教はあるかと問われ、「世界平和統一家庭連合です」とはっきり答えました。
旧統一教会への入信のきっかけを問われると、1991年、自宅を訪ねてきた信者から誘われて行った教団の関連施設で親族の家系図を示された上で、家族の病気の原因は、「神様の救済がうまくいかなくなった」ことだと言われたといいます。
母親は入信から半年あまりで自殺した山上被告の父親の生命保険金あわせて5000万円を献金していて、弁護人から、払えば長男が助かると思っていたのか問われると、「はい」と答えました。
入信後は、山上被告の祖父で自身の父親から度々家を出るよう迫られるなど猛反対されていたものの、祖父が死亡したのが教団の記念日だったことに、「神様の意図があるのかな」と考え、自宅を売って得た4000万円を献金したと述べました。
自発的に献金したのか聞かれると、当初はためらいがあったものの、「長男(山上被告の兄)が死にたいと言い出し、これはやるべきだと思いました」と答えました。
最終更新:11/13 19:55


