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「利用者の満足度が9割超」 万博の全面的キャッシュレス決済 来場者約1万人へのアンケート
11/17 17:52 配信
日本国際博覧会協会は17日、大阪・関西万博で実施した「全面的キャッシュレス決済」について、「利用者の満足度が9割を超えた」とする検証結果を発表しました。
大阪・関西万博では、万博で初となる会場内で現金を取り扱わない「全面的キャッシュレス決済」を実施しました。
協会は17日、その効果の検証結果を発表。
来場者約1万人へのアンケートの結果、「現金よりも効率的で便利だった」「今後、日常生活でもキャッシュレス決済を利用したい」と答えた人が9割を超えたと明らかにしました。
また検証結果では、万博の店舗で会計1回あたりにかかった時間が現金決済も取り入れている会場外の店舗と比べ半分程度だったとし、現金の入金や引き出しなどの業務がない分、決済全体にかかる作業時間は10分の1程度まで削減できたとしています。
検証結果を踏まえ、協会の担当者は「キャッシュレス化が来場者の快適さと円滑な店舗運営に寄与した」とし、「今後、キャッシュレスの快適さが広まれば、社会全体のキャッシュレス比率がどんどん上がるのでは」と期待感をあらわにしました。
日本におけるキャッシュレス決済の比率は去年で4割程度で、国は将来的に8割まで高めることを目指しています。
協会は今後、検証結果を国に報告する方針です。
最終更新:11/17 17:52


