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高知の男児プール溺死事故 当時の校長が初公判で業務上過失の起訴内容認める
11/26 18:54 配信
高知市で去年、男児が授業中にプールでおぼれて死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われている当時の校長の男(55)の裁判が高知地裁で26日に始まり、男は起訴内容を認めました。
去年7月5日、高知市立長浜小学校の4年生の男児(当時9)が水泳の授業でおぼれて死亡しました。
授業は普段より深さがある近隣の中学校のプールで行われていて、市が設置した第三者の事故検証委員会は、報告書で「複数の原因があるが、防げた事故」と結論づけました。
起訴状によりますと、男は、事故防止の措置を講じるよう指導する注意義務を怠り、授業を監視する教師らに十分な指導をせず死亡事故を起こした罪に問われています。
初公判で、男は「間違いございません」と起訴内容を認め頭を深く下げました。
冒頭陳述で、検察側は「(男が)児童の溺水を防止する措置を実施しなかった」と指摘。
一方、弁護側は「十分ではなかったが指導者を増やすなど安全管理の措置は取っていた」などと主張しました。
次回公判は来年1月28日の予定です。
最終更新:11/26 18:54


