関西ニュースKANSAI

　兵庫県南あわじ市の海に、水揚げしたアジなどのうち、売り物にならない死んだ魚を捨てたとして、７７歳の漁師アルバイトの男が逮捕・送検されました。

　神戸海上保安部に廃棄物処理法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、兵庫県南あわじ市に住む漁師アルバイトの男（７７）です。

　男は、１１月２５日、兵庫県南あわじ市湊の岸壁から、自身で水揚げしたアジなどの魚のうち、選別作業で出荷できないと判断した死んだ魚、６．６８キロを海に捨てた疑いがもたれています。

　神戸海上保安部によりますと１０月、海上保安官が巡回中に、何者かが海に投棄する様子を確認。

　その後も捜査を続け、１１月２５日に漁師アルバイトの男がカゴ４杯分の魚をフォークリフトで岸壁まで運び、１分にも満たない短時間で海に捨てる様子を現認し、現行犯逮捕したということです。

　また共犯者としてこの男の雇用主で、南あわじ市に住む漁業の６７歳の男も逮捕・送検されています。

　２人は神戸海上保安部の調べに対し、投棄行為を認めているといい、海上保安部は同様の余罪が複数回あるとみて調べています。