関西ニュースKANSAI

　大阪国税局は２０２４年度の法人税の調査を公表しました。申告所得額は過去最高を更新し、初めて１４兆円を超えました。
　大阪国税局は２日、２０２４年度に決算期を迎えた近畿２府４県の法人の申告所得額が１４兆３４６４億円で、（前年度比４・１％増）申告税額は２兆７０６４億円だった（同５・９％増）と発表しました。
　昨年度の全国の法人の申告所得総額は先月、初めて１００兆円を超えたことが発表されていますが、近畿としても過去最高を更新したということです。
　業種別の伸び率は、料飲業・建設業・サービス業が高く、インバウンド需要が影響したとみられます。
　税収は伸びている一方で、納税者の意図的な隠蔽などによる「不正所得金額」の発覚は過去１０年で最高の４８８億円となっています。国税局は不正を見抜くため、３年前から税務調査にＡＩを導入し対策を強化しているということです。