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　３年前、突破できなかった将棋の棋士編入試験に福間香奈女流六冠が再挑戦します。５日、関西将棋会館で試験への思いを語りました。

　将棋の福間香奈女流六冠は、１０月の公式戦で勝利し、直近の公式戦成績が１０勝５敗となったことから、棋士編入試験の受験資格を獲得。先月、受験申請が受理されました。

　来年１月から始まる編入試験５番勝負で若手棋士相手に３勝すれば、女性初の「棋士」となります。

（福間香奈女流六冠）
「挑戦するかどうかの場面で、そういったところを目指したいという気持ちが強くなったので、やるからにはしっかり勝つということを目指して、頑張っていきたいと思います」

　前回と比べて精神面での違いはあるかと問われると、「今回は結婚・出産を経ての受験となります。環境が一変して、将棋に向かう時間は極端に減ってはいるんですが、モチベーションは子どもが生まれたことによってかなり充実しているところはあります」と、私生活での変化が精神的な支えになっていることを明かしました。

　福間女流六冠が棋士編入試験を受験するのは、３年前に続いて２度目。前回は３連敗で不合格になっていました。