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身体障害者に交付される“駐禁除外標章”を偽造か 会社役員の男を逮捕 「自分で作って使った」容疑認める 大阪
12/05 17:45 配信
本来は歩くことが困難な身体障害者らに交付される「駐車禁止除外指定車標章」をコピー機などを使って複製し、悪用したとして、大阪市の会社役員の男が逮捕されました。
偽造有印公文書行使などの疑いで逮捕されたのは、大阪市淀川区に住む不動産会社役員の男(57)です。
男は先月3日、偽の駐禁除外標章を車のダッシュボードに掲げ、放置車両を確認する警察官の業務を妨害した疑いなどが持たれています。
警察によりますと、男は会社のパソコンに保存していた標章のデータを編集してコピー機で複写したり、ゴム印で日付を押したりする手口で偽造を繰り返していたとみられ、4日までに有印公文書偽造容疑などでも追送検されました。
男は逮捕後の捜査の中で、「(偽の標章を)自分で作って使った。勤務先の会社のコピー機や広告用に置いておいた銀紙を切ったりして偽造した」と容疑を認め、複製の元データとして使った正規の標章については「大阪のミナミで拾った」と話しているということです。
警察は不動産の物件案内でかさむ駐車料金などの経費を浮かせるために標章を偽造したとみて、捜査を進めています。
最終更新:12/05 17:45


