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強風などの影響で橋げたのバランスが崩れたか 和歌山市中心部で撤去作業中に川に落下した旧河西橋

12/09 18:17 配信

 5日朝、和歌山市の中心部で紀の川にかかる旧河西橋の一部が撤去作業中に川に落下する事故がありました。9日、市への取材で、強風などの影響で橋げたのバランスが崩れたことが事故の原因とみられることが分かりました。

 5日午前9時ごろ、和歌山市駅の西側にある旧河西橋の撤去作業中に銅材の橋げた約40メートルが川に落下。けが人はいませんでした。

 和歌山市は、クレーンで撤去するために部材を取り外したことで橋げたが軽くなり、強風も影響してバランスを崩したことが事故の原因とみています。

 市は、事故現場の近くを航行する場合は、川に沈んでいる橋げたに接触しないよう注意を呼びかけています。

 川に落下した旧河西橋は、和歌山市の中心部と紀の川の北側の市街地を結んでいて、1914年に鉄道橋として開通。1953年以降は歩行者と二輪車専用の道路橋として和歌山市民に利用されていました。道幅が狭く、老朽化が進んでいたため、今年8月に新しい橋に付け替えられ、撤去作業が進んでいました。

最終更新:12/09 18:27

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