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【独自】一度不起訴になったが異例の再捜査に 整骨院の院長、患者にわいせつ行為をしたとする罪で在宅起訴 大阪・八尾市

12/09 18:37 配信

 大阪府八尾市にある整骨院で10代の女性客に施術後にわいせつ行為をしたとして、大阪地検が1日付で院長を務める男(41)を不同意わいせつの罪で在宅起訴したことが分かりました。事件は一度不起訴処分となっていましたが、検察は異例の再捜査=「再起」をしていました。

 院長の男(41)は去年9月、施術を受けて帰宅しようとした女性(当時18)を再び施術室に連れていき、わいせつ行為をした不同意わいせつの罪に問われています。

 去年9月に女性側が警察に被害届を出し、男は書類送検され大阪地検は3月に不起訴処分としましたが、女性が処分を不服として6月に検察審査会に申立をしていました。

 関係者によりますと、女性の検察審査会への申し立て後に、地検は「再起」と呼ばれる再捜査をして、検察審査会の判断を待たずに起訴したということです。

 被害にあった女性の両親がABCテレビの取材に応じました。

(母親)
「娘が被害にあってから1年3カ月ほどかかりました。率直に嬉しい気持ちもありますが、『やっと』という気持ちが一番大きい。被害にあったにも関わらず、なかなか認めてもらえず、怒りや悲しみや絶望感や色々な感情がありました」

(父親)
「(加害者には)本当に怒りしかない。しっかりと罪を償ってほしいと思っています」

 関係者によりますと、男は、わいせつ行為について否認しているということです。

最終更新:12/09 18:37

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