関西ニュースKANSAI
神戸・6歳男児死亡 母親に懲役8年、叔母2人に懲役7年求刑 神戸地裁
12/10 13:09 配信
神戸市内の草むらで2023年、男児の遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体遺棄の罪に問われている母親ら3人の裁判員裁判が神戸地裁で開かれ、検察は母親に懲役8年、叔母2人に懲役7年を求刑しました。
2023年6月、神戸市西区の草むらで、近くに住む穂坂修ちゃん(当時6)の遺体が、スーツケースに入れられた状態で見つかりました。
起訴状によりますと、修ちゃんの母親(37)と叔母2人(いずれも33)はきょうだいで、修ちゃんの叔父にあたる穂坂大地被告(34)と共謀し、修ちゃんを鉄パイプで殴るなどして死亡させ、遺体を遺棄した罪に問われています。
裁判を通じて弁護側は、3人が大地被告から日常的に暴力を受けるなどして、精神的に支配されていたと主張しました。
検察は10日、3人が大地被告に従わざるを得ない極限状態に追い込まれたとは言えず、外部に助けを求めることもできたなどと指摘し、母親に懲役8年、叔母2人に懲役7年を求刑しました。
判決は来年1月14日に言い渡される予定です。
一方、大地被告の裁判の日程は、まだ決まっていません。
最終更新:12/10 13:09


