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「内容は変わらない」に自民が反発 兵庫・斎藤知事の給与カット条例3度目の継続審議へ 可決見通しから一転

12/10 16:39 配信

 兵庫県の斎藤知事らを内部告発した元県民局長の私的情報が漏えいした問題で、斎藤知事が漏えいの責任をとるとして再提出した、自身の給与カット条例案について、県議会は10日、3度目の継続審議にする方針を決めました。

 斎藤知事は2日、告発文書をめぐる情報漏えいの責任をとるとして、自身の給与カット幅を3か月間、現在の30%から50%に引き上げる条例案を一部修正して、県議会に提出していました。

 修正案は複数会派の賛成で可決される見通しでしたが、斎藤知事が報道陣に対し、「内容は変わらない。技術的な修正をした」と述べたことに最大会派の自民が反発し、継続審議の方針に転じました。

【自民県議団・谷口俊介幹事長】
「知事の中で認識がそういうことであるなら、なかなか条例として認めるのは難しいのではないかと」

 県議会は10日の委員会で、修正案について、6月、9月議会に続き、3度目の継続審議にする方針を、賛成多数で決めました。12日の県議会本会議で、継続審議が正式決定される見通しです。

斎藤知事は、自身の発言内容について、「議会側にもいろんな受け止めがあると思う。私としては、経緯と議案の内容について説明させていただいた」と述べました。

最終更新:12/10 16:39

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