関西ニュースKANSAI

　大阪市は１１日、購入額の３０％分が上乗せされる「プレミアム付商品券」の発行など、物価高対策をまとめた補正予算案を発表しました。

　大阪市は物価高対策として、政府が後押しする「おこめ券」ではなく、「プレミアム付商品券」を発行する方針です。
　事業者募集のための追加予算約１３万円と、来年度予算に計上する予定の約２２８億円をまとめて市議会に提出しました。

　財源の一部には、地方自治体が自由に使える、国の「重点支援地方交付金」をあてる方針です。

　「プレミアム付商品券」は、１口あたり１万円の購入で、１万３０００円分の買い物ができて、１人最大４口まで購入可能です。

　利用できるのは大阪市内にある小売店や飲食店などで、４口購入した場合は、１万２０００円分お得に買い物ができます。
　大阪市は２０２２年、２０２３年にも同様の事業を実施していて、前回事業をベースにスケジュールを整え、来年４月中の申し込みを開始を目指しています。

　ほかにも１８歳以下の子ども１人あたり２万円を給付する「物価高対応子育て応援手当支給事業」に約７８億円を計上するとしています。

　補正予算案はこのあとの本会議で賛成多数で可決される見通しです。