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「3年ぶり」 黒潮と冷気がぶつかって発生 ”海霧現象”を撮影 和歌山・串本町
12/16 12:50 配信
本州最南端の町、和歌山県串本町では16日朝、海面に霧が立ち込める海霧(うみぎり)が見られました。
16日朝、串本町の田原海岸から見えたのは、冬の風物詩の「海霧」です。
海霧は海霧(かいむ)やけあらしとも呼ばれ、高気圧に覆われて風がなく、冷え込みが強い朝に見られます。
海霧はお風呂と同じ「蒸気霧」で、黒潮が流れる暖かい海面が、冷えた空気にさらされて発生します。
放射冷却の影響で潮岬では気温が7.6℃まで下がり、海に立ちこめる霧がオレンジ色の朝日に染まる幻想的な光景が広がっていました。
和歌山県南部を担当する駐在歴30年以上の湯橋由希夫カメラマンは「この地域では、潮の満ち引きも海霧発生の条件となり、去年・おととしはきれいな海霧が出なかった。今年は3年ぶりにきれいな海霧が撮れた」と話していました。
このあと海霧は朝日が昇り、気温が上がるにつれ静かに姿を消していきました。
海霧は厳しい寒さが続く2月頃まで見ることができるということです。
最終更新:12/16 14:26


