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【コメントあり】「よりよい環境整備がなされることを希望」 福間香奈さんの要望を受け 女流棋士の妊娠・出産中の規定を一部改訂 日本将棋連盟
12/16 13:08 配信
日本将棋連盟の規定により妊娠中に不戦敗を余儀なくされたとして、女流棋士の福間香奈さんが規定の見直しを求めていた問題で、連盟は16日、規定の一部を削除すると発表しました。
福間さんは妊娠中だった去年10月、白玲戦の途中で、連戦や長距離移動によって体調を崩し、対局場所の変更などを要望したものの2つのタイトル戦を不戦敗にされたといい、日本将棋連盟に規定の変更を求め要望書を提出していました。
要望を受けて日本将棋連盟はウェブサイトで、女流棋士の対局規定の一部変更と検討委員会を立ち上げることを明らかにしました。
発表によると規定の内、「産前6週間から産後8週間までの期間と対局の日程が重なる場合」や「医師の承諾が得られない場合」に対局者を変更するという規定を削除し、「対局日変更の検討・調整をしたものの、母体の安全や棋戦の進行上、委員会によりその期の出場が困難と認定された場合」と追加するということです。
連盟の規定削除を受けて福間さんと弁護団はコメントを発表しました。
(以下抜粋)
「日本将棋連盟が問題規定を削除し、また検討委員会を立ち上げることについて、私どもとしても前向きに、またありがたく捉えております。
もっとも未だ報を受けたばかりであり、今後具体的にどのような対応がなされるのかについては引き続き注視して参りたいと思います。
将棋界の発展のため、今後も前向きな実りある議論が進められ、より良い環境整備がなされることを切に希望致します。
そのために我々も出来る限り尽力して参る所存です」
最終更新:12/16 13:15


