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大阪国税局 海外資産の申告漏れ 41件で過去最高に AI活用で”より効果的に申告漏れが調査できるようになった”

12/16 19:55 配信

 大阪国税局は今年6月までの相続税や海外資産に関する調査結果を公表しました。
海外資産の申告漏れは、公表を始めた2004年7月以降で過去最高だったということです。

大阪国税局は16日、今年6月までの近畿2府4県の相続税の調査件数が5049件(前年比約115%)、追徴税額は181億円で(同約115%)、公表をはじめた2016年事務年度以降で過去最高としています。

また、海外の不動産や海外の金融機関の口座預金といった海外資産の申告漏れ件数は41件で、公表を始めた2004年事務年度以降、過去最高の件数です。

AIを含む情報データの活用や非居住者の口座を国同士で協力して把握するCRS情報の活用で、国内外問わずより効果的に資産の申告漏れを調査できるようになったことが申告漏れが過去最高の件数となった理由ではないかと国税局はみています。

国税局は、税務署に行かずに税の手続きができる「e-Tax」の拡大にも力を入れていて、2024年度の関西2府4県の相続税のデジタル利用率は前年度から15%以上上がったとしています。

最終更新:12/16 19:55

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